中華料理屋さんのガラスグラス。あれでビールを飲むのがうまい。瓶ビールをグラスに注いで一気に飲む。あの多幸感ったらない。特に、餃子の王将で飲むビールは格別だ。僕は餃子の王将の大ファンで、週に1回は食べている。何年も前から、「王将ぎょうざ倶楽部」のメンバーズカードも持ち歩いている。 ぎょうざ倶楽部歴代メンバーズカード 餃子の王将でいつも頼むのはニラレバ炒め定食と決めている。ニラレバ炒めにご飯とスープと餃子がついて、おまけにミートボールが2つつく。おまけの品は店 舗によって、また日によって変わるので、それはそれで楽しみがある。そんなニラレバ炒め定食を食べながらの瓶ビール。これがうまい。 王将に行った事のある人なら分かると思うのだが、王将のグラスにはローマ字で「OHSHO」と印刷されている。それがハードロックバンドのロゴみたいで、恰好良いのだ。 王将のガラスグラス このグラスが欲しい。これさえあれば、どこでも王将気分を味わう事が出来る。 店員さんに「グラスを譲ってください」と何度言いかけたことか…。 でもどうだろう? いい大人が「グラスください」なんて言える訳がない。 譲ってもらうのが難しいようだったら、自分で作ろう。 というわけで、「OHSHO」グラスを自作する事にした。 |
まずは王将でグラスのサイズを測った。 お冷やが入ったグラスに持って来た定規をあてる。 グラスの高さを計測 次に直径を計測 ロゴサイズも計測 計測の結果、高さ90mm、直径60mm、ロゴの幅は40mmであった。 これと全く同じものを作る訳だ。うまく出来るだろうか? と、その時…、 餃子到着 ニラレバ炒め定食の餃子がやって来た。通常、ニラレバ炒めとライスとスープとおまけが先に来て、しばらく経ってから餃子が出て来るのだが、この日は餃子か らであった。餃子とご飯とスープとおまけ。この組み合わせは非常に困る。ニラレバ炒めとオマケでご飯の大半を片付けてから、後半一気に餃子を食べる。これが僕流の食べ方なのだ。餃子から出されてしまうと、それが崩れてしまう。最後にニラレバ炒めが残ってはダメなのだ。ニラレバ炒めが来るまで待つか? いや、それだと餃子が冷えてしまう。餃子から食べてしまうか? いや、ダメだ。最後は餃子と決まっている。 しばらく餃子を前に悩んでいたら、割りと早くニラレバ炒めが届いた。 良かった。これでいつもの食べ方でいける。 とりあえずホッと一息ついてから、ニラレバ炒め定食をたいらげだ。 ああ、やっぱり王将はおいしい。 |
【王将グラスを作ります】 王将でゲットした情報をもとに、早速グラス作りに取りかかる。 本物のグラスの写真を下絵にして、ロゴデータをトレースしていく。 ここがこのグラス作りの肝である。寸分の狂いも許してはいけない。 ロゴをトレース なんて斬新なロゴなんだろう。 トレースしながら、改めて思った。どうひいき目に見ても飲食店のロゴとは思えない。 しかし、今となっては、このロゴを見ると「おいしそう!」と思えるから不思議だ。カクカクした「OHSHO」というアルファベットが、まるで餃子が並んでいるかのように見えてしまうのである。 ロゴが餃子に見える ロゴのトレースが終了したら、今度はそれを透明のシールラベルに印刷する。 本来ならグラスに直接スクリーン印刷で仕上げたいところであるが、それには結構な費用がかかる事が分かり、断念した。 透明シールに印刷して カッターで型に切り取る ロゴの幅は40mm これでロゴ部分は完成だ。 あとはこのシールをグラスに貼ればいい。 高さ90mm、直径40mm。 ちょうどこのサイズのグラスを調達した。 王将サイズのガラスグラス このグラスに、切り取ったロゴシールを貼る。 実物の写真を参考にしながら位置を決める。 同じ場所にシールを貼る そして完成したのが、このグラスだ。 写真をご覧いただきたい。 自作した王将のガラスグラス いかがだろうか? かなり本物に近く仕上がったと思う。長年王将に通っている僕が言うのだから間違いない。王将でこのグラスを出されても、全く気づかないだろう。 念願の「王将グラス」が今、僕の手の中にある。 ビールを注いでみよう。 ビール! これがやりたかったのだ。王将じゃない場所で王将気分を味わう。 ちょっと失礼して、一口いただきます。 いただきます せっかくロゴをトレースしたので、王将Tシャツも作ってしまったのだ。前回の記事で、すっかりTシャツ作りが楽しくなってしまったのである。 自作のグラスとTシャツ ロゴの色は熱々の餃子をイメージして、オレンジにした。 王将Tシャツを着て王将グラスでビールを飲む カーッ! とても幸せである。 (2009/1/19 住正徳) |