スミマサノリ「月曜日にオジャマシマス」

tit.gif


相変わらず肩こりがひどい。最近は腰痛にも悩まされている。更に、左手首はガングリオンという関節ミンAが効くのだろうが、僕の場合は「肩、腰、手首」の痛みである。どうにも辛い。特効薬が見当たらないので、とりあえず湿布を貼って毎日を過ごしている。先日、初めて「整体」に行って来た。ガングリオンは置いといて、肩と腰は骨盤と背骨の歪みからきていると言われた。太ももの筋肉をあまり使っていない事も影響しているという。つまり、全身が悪いという事だ。整体に通って骨盤や背骨の歪みを矯正すれば回復に向かうらしいが、それにはある程度の時間がかかる。整体師さんに全てをゆだねるのもいいが、自分で出来ることはないだろうか。




【全身に湿布を貼ればいい】

肩、腰の痛みは全身の歪みが影響している訳だから、全身に湿布を貼ってしまえばいいのだ。今までは痛みやコリのある部分にだけ固執していた。木を見て森を見ていなかったのだ。ミクロとマクロ。両方の視点を持ち合わせなければ、激動の21世紀を生き抜く事は出来ない。余談であるが、ミクロとマクロを口にする時、どっちが小さくてどっちが大きいのかいつも迷ってしまう。そんな時はミクロマンを思い出し、ミクロが小さい方である事を確認する。

それはともかく、善は急げだ。全身に湿布を貼って「肩、腰、手首」の痛みから解放されたい。

ドラッグストアでサロンパスと湿布薬を購入した。

0001.jpg
湿布薬購入

サロンパスAの140枚入りを3箱と、冷湿布薬24枚入りを3箱、合計592枚の湿布薬を手に入れた。全部で5000円かかってしまったが、整体に行っても1回5000円はかかる。これで治れば安い買い物だ。

サロンパスと冷湿布の2種類を購入したのには訳がある。脚にサロンパスを貼ってしまうと、はがす時にスネ毛が抜けて痛いからだ。比較的粘着力の弱いタイプの湿布を脚に貼る事にした。脱毛したい訳ではないのだ。

0002.jpg
上半身用にサロンパス

0003.jpg
脚には粘着力の弱い湿布を

早速、上半身にサロンパスを貼っていく。

0004.jpg
左手首から開始

まずはガングリオンになってしまった左手首からである。ガングリオンは左手首に粘液がたまって関節痛を起す病気だ。現代医学をもってしても、その原因は分かっていないらしい。注射器で粘液を抜くとしばらくの間痛みは治まるが、再発する場合が多い。最悪の場合は手術で患部を取り除くらしいが、そんな事態を避けるためにも全身湿布療法(勝手に名付けました)で治したい。


余白を作らないよう、丁寧にサロンパスを貼っていく。
左腕1本分貼るのに10分ほどかかり、サロンバスは60枚使った。

0005.jpg
左腕完成

左腕が完成したら、次に胸部、腹部を貼っていく。

0006.jpg
胸部と腹部に貼る

体の前面が終わったら、続いて背中である。自分で貼る事が出来ないので、スタッフにお願いして貼ってもらった。僕も昔、良く父の背中にサロンパスを貼っていた。子供の頃はなんでこんなものを貼るのか、疑問でならなかったが今になって良く分かる。働く男にサロンパスは欠かせないのだ。

0007.jpg
貼るは、サロンパス

0008.jpg
背中に貼っていく

背中に続いて右腕、更に体の脇部分をスタッフに貼ってもらう。
最初に貼った左腕と腹部がジンジンしている。かなり熱い。

0009.jpg
体の脇にも貼っていく

ここまでで30分以上かかってしまった。肩や肘など、関節部分を隙間なく貼っていくのが難しいのだ。うまく貼らないとはがれてしまう。

そして、体中がジンジンする。とにかく熱い。

とりあえず上半身が完成した時点で、その状態を写真におさめる事にした。

上半身をサロンパスで埋めてみました。

0010.jpg
上半身を

0011.jpg
サロンパスで埋めました

上半身だけで226枚のサロンパスを使用した。サロンパス1枚の大きさは、縦4.2センチで横が6.5センチだ。面積にすると27.3平方センチメートル。27.3平方センチメートルに226をかけると、僕の上半身の表面積が分かる。痛みを和らげるだけでなく、体の表面積まで分かってしまうのだ。サロンパスは凄い。





【寒い】

引き続き、脚に冷湿布を貼らなくてはならないが、この時点で上半身が辛くなってきた。さっきまでジンジンと熱くて痛かったのだが、徐々に寒くなってきたのだ。サロンパスが体の熱を奪っているのだろう。芯から冷える感覚が分かる。寒くて痛い。そして、部屋中にサロンパスの匂いが充満している。

このまま続けたら危険だ。
体が僕にサインを送っているのが分かる。

脚はあきらめよう。
とりあえず上半身だけでも効果はあるはずだ。

あ、そうだ。 買い物に行かなくては。





今晩の夕飯の準備がまだであった。買い物に出かけないといけないが、せっかく貼ったサロンパスを剥がすのはもったいない。このまま出かける事にした。パッと見、白いロンTに見えるし、大丈夫だろう。

0012.jpg
ポロロッカで夕飯の食材を探す

サロンパスの影響で体が冷えている。夕飯はカレーがいいだろう。
いいジャガイモを探さなくては。

0013.jpg
ジャガイモを吟味

0014.jpg
トイレットペーパーも切れている

ポロロッカでジャガイモとトイレットペーパーを購入した。肉も買いたかったのだが、体が冷えきっていてその余力がない。人目も気になるし、匂いが凄い。肉や生鮮品売り場に行ったら、いやがらせだと思われてしまう。

早く帰らないと。
今夜はジャガイモカレーだ。


0015.jpg
あったか~い、飲み物がない

0016.jpg
寄り道したいけど、寒くて無理

買い物から帰ると、体の震えが止まらなくなってきた。冷えがリミットを越えた感じだ。

もうダメだ。
一刻も早くサロンパスを剥がしたい。

0017.jpg
祭りのあと

結局、上半身のサロンパスを全部剥がした。それでもまだ上半身がジンジンしている。まだ、寒くて痛い。

すぐにシャワーを浴びて体に残るサロンパスの湿布薬を洗い流した。洗い流した後もしばらくお湯を浴びてないと体の冷えが回復しない。

長い間シャワーを浴びながら、「なんでこんな事をしたのだろう」と反省した。サロンパスは貼り過ぎると危険です。


※危険ですのでみなさんはマネをしないでくださいね。


(2008/5/26 住正徳)

この記事についてつぶやく




【記事一覧へ戻る】