【手作りはがきをつくるキットがある】 おいしそうなハガキと言っても、おいしそうなカレーの写真を印刷する訳ではない。僕が作ろうとしているのは、カレー味のハガキである。ハガキを手作りする段階でカレー粉を混ぜるのだ。ハガキからカレーの匂いがしたら素敵である。 早速、東急ハンズに行って手作りのハガキを作るキットを購入した。 「ぽすたるくん」というセットで、ハガキ作りに必要なプラスチック製の枠、紙の素になるパルプ、でんぷんのり等がセットになっている。 ぽすたるくん このセットで。945円 このセット一つで手作りハガキを5枚作る事が出来る。それ以上作りたい時は別売りのパルプを購入すれば問題ない。カレー味のハガキ以外にも色々な味のハガキを作りたいので、別売りパルプを多めに購入しておいた。 そして、同じくハンズで調味料関係を調達した。カレースパイスはもちろんの事、一味唐辛子、パセリ、抹茶パウダー、ココアパウダー、いちごフレーク、お酒各種である。一応、香辛料と甘いもの系とお酒、という3分類を意識している。 写真左から、カレースパイス、一味唐辛子、パセリ 抹茶パウダー、いちごパウダー、ココアパウダー カシス、カルーア、オールド(全てミニチュア瓶) 香辛料グループの中にパセリが入っているが、これはパセリに対する敬意の現れである。いつもは手をつけないけどちゃんと気にしています。そんなパセリに対する気持ちを形にしたかったのだ。パセリ味のハガキ。 以上のようなメンバーによって、おいしそうなハガキが出来上がる訳だ。 早速作っていこう。 まずは1.5リットルサイズのペットボトルに500ml程度の水を入れる。 水を500ml パルプをペットボトルの口に入るように切る 切ったパルプにでんぷんのりを塗る のりのついたパルプをペットボトルの中へ ここまでが通常の手作りハガキの手順である。 しかし、今作っているのは「おいしそうなハガキ」だ。おいしそうな物を入れなくてはいけない。 そう、カレースパイスである。 カレースパイス適量 おいしそうな物を入れたら、ペットボトルのフタを閉め思い切りシェイクする。シェイクする事によってパルプを溶かすのだ。 シェイクシェイクブギーに胸騒ぐ このシェイクが大変であった。中々パルプが溶けてくれないのだ。説明書には「ビー玉などを入れると早く溶けます」と書いてあるが、ビー玉なんて持ってない。力づくてシェイクを続けるしかない。 5分ほどシェイクしてようやくパルプが見えなくなった。 作業は次の工程に入る。 シェイクした液体を枠の中にすべて流し込む 表面を指で平らにする 内側の枠を持ち上げて外枠の上に置く 網と網板を液体の上に乗せギュッと押す 作業の間、ずっとカレーの匂いがしていた。作っている時点で既においしそうだ。カレー、さすがである。 ピローン 水分を絞ると上のように液体が固形になっていた。更にタオルで水分を吸い取り、あとは窓ガラスに貼って乾かすのみだ。 窓に貼って乾かす 乾くまで1日かかるらしい。この状態で一晩寝かせる訳だ。 出来上がるのが待ち遠しい。 夜を 越えて 朝が来た こんなに朝が待ち遠しかったのは、小学校の時の遠足以来だ。いや、それは言い過ぎた。夜は普通にお酒を飲んでいたので、おいしいハガキの事はすっかり忘れていた。 乾いたはずだ とにかく、もう乾いているはすである。 それぞれの出来映えはどんな具合か? |
【おいしいハガキコレクション】 作る前までは「おいしそうなハガキ」と控えめに言っていたが、仕上がりを見て「おいしいハガキ」と言い切る事にした。それぞれ、いい匂いがするのだ。元の食材を感じさせるいい匂いだ。これはまさに「おいしいハガキ」である。食べられないけど。 おいしいハガキその1「カレー味」 カレー味のハガキ おいしいハガキその2「パセリ味」 パセリ味のハガキ おいしいハガキその3「一味唐辛子味」 一味唐辛子味のハガキ おいしいハガキその4「ココア味」 ココア味のハガキ おいしいハガキその5「いちご味」 いちご味のハガキ おいしいハガキその6「抹茶味」 抹茶味のハガキ おいしいハガキその7「パンプキン味」 パンプキン味のハガキ おいしいハガキその8「カルーア味」 カルーア味のハガキ おいしいハガキその9「カシス味」 カシス味のハガキ 最初の食材紹介写真にない「パンプキン味」が入っているが、それは作る前に写真を撮り忘れたからである。そして、写真にはあった「オールド」のハガキが出来ていない。 なぜなら、オールドは飲んでしまったからだ。 (2008/3/17 住正徳) |