【ホスト料理の基本は『さしすせど』】 ホスト風夏野菜のカレーを作る前に、まずは料理の基本「さしすせそ」を確認しておきましょう。ちょうど、雑誌「サライ」に男の手料理手始め読本、という特集があったので、そこから「さしすせそ」の基礎を抜粋します。 さしすせそ 「さしすせそ」は基本調味料を入れる順番です。料理によって多少の違いはあるようですが、基本として、さ(砂糖)→し(塩)→す(酢)→せ(醤油)→そ(味噌)の順番で入れるのが正しいそうです。つまり甘い物から先に入れて辛味は後とする訳ですね。 普通の料理であれば、このように「さしすせそ」が基本でしょうが、今回作るのはあくまでも「ホスト風カレー」です。通常の料理とは少し違います。「ホスト風カレー」の基本は次の通りです。 さ(砂糖) し(塩) す(酢) せ(醤油) と、ここまでは一緒ですが、ホスト風の場合、最後が「そ」ではなく「ど」なのです。 ど(ドン・ペリニヨン) ドン・ペリニヨン、箱入り そう、ホストらしく、高級シャンパンのドン・ペリニヨンが入ります。 |
【ホスト風カレーを作る】
では早速、夏野菜のカレー(ホスト風)を作っていきましょう。 用意する材料は以下です。 豚肉、タマネギ、じゃがいも、カレールウ 普通のカレーとほとんど代わりありませんね。にんじんがないのは僕が嫌いだからです。そういった偏食具合もホスト風ならではでしょう。 そして、普通のカレーと最も違うのはそう、水の代わりにドン・ペリニヨンが入ります。 箱を開けるとドン・ペリニヨン 中には仮面舞踏会的なパンフレットが 1999年のビンテージ物で、東急ストアで16800円もしました。そりゃあ、ホストクラブで頼んだら10万円近くもするはずです。 この高級酒を水代わりに使う訳ですから、ホスト風にふさわしくとても贅沢なカレーと言えましょう。 タマネギを切って ジャガイモを切って 脂をしいて 肉を炒め 切った野菜も炒めます ホスト風なので、指もホスト風に飾ってみました。黒いマニキュアとシルバーアクセサリーです。本物のホストの人たちが実際にこうなのかは知りません。 肉に焼き目がついて野菜に脂がまわったら、食材を鍋に移します。ここで、本来ならばお水を入れますが、ホスト風カレーはそう、ドン・ペリニヨンが入ります。 ドンペリ 入り ました〜 ♪飲んで飲んで飲んで、飲んで飲んで飲んで、飲んで飲んで飲んで、飲んで! などと適当なシャンパンコールを入れていると、部屋中にアルコール臭が立ち込めました。凄く酒臭いですが、そこはちょっと我慢して煮込んでいきましょう。約20分です。 ぐつぐつ ドンペリ煮え始めました〜。 煮込んでいくうち、次第に酒臭さが消えていきます。アルコールが飛んでいるのか、ただ単に匂いに慣れたのか、それは分かりません。 20分経過 20分経ったので、ここで火を弱め、カレールウを投入します。 ルウを入れる カレーの匂いが部屋中にまわります。さっきまでのアルコール臭があっという間にかき消されました。カレー強し。 さあ、もう出来上がりですよ。 出来上がり! お皿にご飯をよそって、煮上がったカレーをかければ……、 夏野菜のカレー(ホスト風)の出来上がりです。 水は一切使っていません。すべてドン・ペリニヨンで煮込んでおります。 お味の方はいかに? いただきます |
夏野菜のカレー(ホスト風)の味は……、
・かなり酸味が利いている。 ・アルコールの味はしない。 ・トマトを入れたカレーといった感じか。 ・いや、トマトのカレーよりも酸味が強い。 ・1人分食べ切る頃には結構飽きてくる。 ・それくらい酸味が強い。 といったところであった。悪くはない。でも、とにかくすっぱいのだ。 つまり、カレーの味にドン・ペリニヨンが勝っている、という事なのだろう。 さすがはドン・ペリニヨンである。 おいしくいただきました (2007/8/20 住正徳) |